ウルトラオリエンテーリング・松本城-善光寺2015
2015年5月9日に行われた2015年大会の報告になります。
大会名 | 善光寺御開帳記念 ウルトラオリエンテーリング・松本城-善光寺 |
---|---|
開催日 | 2015年5月9日(土) |
趣旨 | 平成27年の善光寺御開帳に合わせて、松本市と長野市が連携して新たな事業「ウルトラオリエンテーリング・松本城-善光寺」を開催します。 「善光寺街道」を基本ルートに、国宝松本城を出発し街道上に設定した40ヶ所のコントロール(目標場所)をクリアして、国宝善光寺に至る総延長60kmのコースで行います。 |
主催 | 長野県オリエンテーリング協会 |
共催 | 松本市、長野市、松本観光コンベンション協会、ながの観光コンベンションビューロー |
協力 | 日本オリエンテーリング協会、日本ロゲイニング協会、四賀元気プロジェクト、善光寺街道協議会、信州なでしこ隊 |
主管 | 松本スポーツコミッションプロジェクト |
プロデューサー | 木村 佳司(長野県オリエンテーリング協会) |
競技 | ウルトラオリエンテーリング 〇制限時間:12時間 〇コントロール(目標地点):40ヶ所 〇原則2~4名のチームによる 〇セルフレスキューできるスキルがある者に限り、ソロでのエントリー可 〇選手の安全確保のため、GPSトラッキングシステムを採用 〇コース上にチェックポイントを兼ねたエイド(休憩所)を設置 第1エイド:四賀支所、第2エイド:聖湖、第3エイド:篠ノ井駅 |
クラス | (1)男子チーム(2~4名) (2)女子チーム(2~4名) (3)男女混合チーム(2~4名) (4)男子ソロ (5)女子ソロ |
参加資格 | 〇20才以上の健康な男女 〇地図を読んでナビゲーションできる能力を有すること 〇制限時間内に完走できる走力があること 〇ソロに参加の場合、セルフレスキューできること |
募集人員 | チーム・ソロ合計 100名 |
参加料 | ソロ:1名9,000円 チーム:1名あたり7,000円 |
会場 | スタート:松本城公園 フィニッシュ:長野セントラルスクエア |
事務局 | 松本観光コンベンション協会 スポーツコミッション担当 〒390-0874 長野県松本市大手3-8-13 電話0263-34-3295 メール sports@matsumoto-tca.or.jp |
ウルトラオリエンテーリング・松本城-善光寺競技規則
長野県オリエンテーリング協会
本規則は、2015年5月9日実施のウルトラオリエンテーリング・松本城-善光寺について規定したものである。
この規則は公益社団法人日本オリエンテーリング協会が制定した「日本オリエンテーリング競技規則平成25年1月12日改正版を基本とし、これを拡張したものである。
1. 定義
長野県オリエンテーリング協会
本規則は、2015年5月9日実施のウルトラオリエンテーリング・松本城-善光寺について規定したものである。
この規則は公益社団法人日本オリエンテーリング協会が制定した「日本オリエンテーリング競技規則平成25年1月12日改正版を基本とし、これを拡張したものである。
1. 定義
- 1.1 ウルトラオリエンテーリングとは、競技者が地上に印されたいくつかの地点(コントロール)を、地図とコンパスを使用して、可能な限り短時間で走破するスポーツである。競技者とは、出場を認められた個人あるいはチームをいう。
2. 適用
- 2.1 本規則は、長野県オリエンテーリング協会がウルトラオリエンテーリング競技について定めるものである。
- 2.2 本規則は、長野県内のウルトラオリエンテーリングにおける競技会に適用される。
3. 競技会の分類
- 3.1 競技形態
- 3.1.1 昼間競技で行う。
- 3.1.2 個人競技、チーム競技で行う。
- 3.1.3 単一レース競技である。
- 3.1.4 ポイント競技である。
- 3.1.5 ウルトラオリエンテーリングである。(拡張定義部分)
- 3.2 (欠番)
4. クラス
- 混合チーム: 2-4人の男女で構成するチーム
- 女子チーム: 2-4人の女子で構成するチーム
- 男子チーム: 2-4人の男子で構成するチーム
- 女子ソロ: 女子1名
- 男子ソロ: 男子1名
5. 参加資格
- 5.1 参加資格は20歳以上とする
- 5.2 (欠番)
- 5.3 (欠番)
6. 競技責任者と大会コントローラ
- 6.1 競技責任者:木村佳司
- 6.2 大会コントローラは置かない。
7. 大会開催要項
- 7.1 (欠番)
- 7.2 大会開催要項事項
開催年月日:長野県オリエンテーリング協会
集合地:松本城公園(長野県松本市)
主催者:長野県オリエンテーリング協会
主管者:松本観光コンベンション協会
競技責任者:木村佳司
大会コントローラ:なし
コース設定者:木村佳司
問合先:松本観光コンベンション協会
申込方法:インターネット上のwebにて申込む
申込先:スポーツエントリーwebサイト
申込締切日:2015年3月31日(募集定員に達したため1月3日で締切ました)
参加料:ソロ\9,000 チーム\7,000/人
服装と用具に関する注意:公序良俗に反する服装、仮装は禁止する。
競技形態- スタートからフィニッシュまで距離60kmのウルトラオリエンテーリング
クラスと優勝設定
- 時間混合チーム 2-4人の男女で構成するチーム 優勝予想8時間女子チーム
- 2-4人の女子で構成するチーム 優勝予想8時間男子チーム 2-4人の男子で構成するチーム
- 優勝予想6時間女子ソロ 女子1名 優勝予想8時間男子ソロ 男子1名
- 優勝予想6時間いずれも最大競技時間は12時間
交通手段:
- 会場の松本城
テレイン状況
- ルート距離60km
- スタート地点標高590m、フィニッシュ地点標高400m
- 途中で標高約1000mの峠を三か所通過する。
- コースは善光寺街道を通るルートです。
- 自動車の交通量の多い二車線道路から、人がやっと通れる山道までさまざまな道がある。
- 山道の比率は概ね10%。
留意事項
ソロ参加の条件として、セルフレスキューできる人とする。
ここでいうセルフレスキューとは以下を指す。- ・地図を読んで自力でスタートからフィニッシュまで移動できる。
- ・自分の補給に責任が持てる。
- ・自分の体調と相談して、競技が続行できないときは競技を中断ができ安全な場所まで自力で移動することができる。
トレーニング:主催者によるトレーニングの機会は設けない。
地図の形態(拡張部分)- ・コースを表現するために地図を9枚使用する。
- ・競技者全員にコースすべての地図を支給する。
- ・地図仕様はすべて同一である。
競技用地図の縮尺: 1:25,000
等高線間隔:10m
走行可能度表示:なし
コントロールのパンチ方法(拡張部分)
- ・参加者の所有するデジタルカメラによる撮影(正)
- ・GPSトラッキングシステムによる行動軌跡(副)
- ・すべての参加チーム、すべてのソロ参加者はスタートからフィニッシュまでデジタルカメラ(参加者が準備)とGPS端末(主催者にて貸与)を持って移動しなくてはならない。
スタート時刻 5:00(一斉スタート)
8. (欠番)
9. スタート順
- スタートは全員一斉スタートとする。(拡張部分)
10. プログラム
- 10.1 プログラムは、遅くとも開催日1 週間前までに公表する。
- 10.2 プログラム記載情報
- 適用するオリエンテーリング地図図式
・日本国国土地理院の発行する1:25,000地形図をほぼそのまま利用する。 - 特殊記号の説明
・磁北線を地図面に記載する。
磁北線が地図用紙の垂直方向に沿ったように地図は配置される。
磁北線同士の間隔は4cmとする。
・地図の同一面にコントロール位置説明が印刷される。 - ナンバーカード
・ナンバーカードをひとり1枚支給する。
かならず競技者の見える位置に掲示する。 - コントロールカード
・参加者が用意する画像表示機能を持つカメラを使用する。
参加者はこのカメラの動作に責任を持つ。 - コントロール位置説明表の交付方法
・地図の同一面にコントロール位置説明が印刷される。
独立したコントロール位置説明は交付しない。 - スタートリスト
・参加者リストはプログラムと同時に公開する。 - スタート地区
・スタート地区は集合場所と同じである。 - 誘導
・本コースには誘導表示、誘導テープはない。 - 関門
・本コースには3か所の関門が設定される。
・関門箇所はコース距離にしてスタートからそれぞれおよそ25%、55%、80%の位置にある。
・関門時刻はそれぞれスタートから3時間後、7時間後、10時間後とする。 - 給水コントロール
・本コースには3か所のエイドステーションを設ける。
・エイドステーションは、コース距離にしてスタートからそれぞれおよそ25%、55%、80%の位置にある。
・エイドステーションでは水のほか、軽食が準備される。
・コース途中にて食料を自力で調達してもよい。 - 立入禁止
・農地、私有地への立入は禁止。
・立入が認められるのは以下の箇所のみ
地図で表現されている道、小道、小径
公園、明らかに通行可能の駐車場、店舗
・森林の直進、ヤブコギは禁止 - 危険地帯
・特になし - コース距離 60.8km (ルート距離)
登高1270m
最高標高1010m - 更衣所
・スタート会場に更衣所は無い。
・フィニッシュ会場に更衣所は無い。
銭湯「亀の湯」がフィニッシュ会場から400mの位置にある。(営業時間13:00-23:00) - トイレ
・スタート会場に公衆トイレがある。
・フィニッシュ会場に公衆トイレがある。 - 救護所
・フィニッシュ会場と、各エイドに簡易の救護所を設ける。 - 競技時間
・スタートから12時間(フィニッシュ閉鎖時刻 17:00) - 表彰式
・表彰対象者が帰還次第、フィニッシュ会場にて仮表彰を行う。
・仮表彰は着順のみで行う。
・正確な順位は後日発表する。 - 荷物輸送(拡張部分)
・スタート会場でフィニッシュ会場へ荷物輸送を行う。
・荷物輸送できるのは貴重品以外である。
・荷物の輸送にあたって主催者は細心の注意をするが、紛失・破損の責任は負わない。
- 適用するオリエンテーリング地図図式
11. テレインとコース
- 11.1 テレインは旧街道に沿っている。
- 11.2 コース設定は旧街道を辿ることを主眼とし、ルート選択の余地は殆どない。
- 11.3 コース距離は主催者推奨ルートを辿ったときのもの。
- 11.4 登高は主催者推奨ルートを辿ったときのもの。
- 11.5 (欠番)
- 11.6 (欠番)
- 11.7 (欠番)
- 11.8 (欠番)
12. 地図
- 12.1 地図は日本国国土地理院の発行する1:25,000地形図をほぼそのまま利用する。
- 12.2 地図の縮尺は 1:25,000
- 12.3 (欠番)
- 12.4 個々の地図は0.08mm厚のポリ袋で防水加工されている。
- 12.5 (欠番)
13. 地図上へのコースの表記
- 13.1 競技地図上のコース記号は以下のとおりとする。
オリエンテーリングの開始地点 :正三角形
コントロール :円
フィニッシュ :二重同心円 - 13.2 三角と円は、それぞれコントロールとなっている地図上の特徴物を、正確に中心位置とする。
- 13.3 コントロールの円には回る順に番号を添える。オリエンテーリングの開始地点を示す三角形の頂点の一つを第1 コントロールに向ける。番号は上を北にして、重要な地図細部の読みとりが困難にならないように記す。
- 13.4 誘導部分をのぞき、三角および円は、番号順に曲線でつなぐ。細部の地図読みが必要な部分では、線や円の一部を省くこととする。
- 13.5 (欠番)
- 13.6 コース記号、通行禁止ルート、立入禁止区域、救護/給水所など、すべての地図への追加印刷は、地図図式に従う。
14. コントロール位置説明
- 14.1 コントロール位置説明は、番号、コントロールの説明、コントロールの写真で構成する。
- 14.2 コントロール位置説明は、地図の表面に印刷する。
- 14.3 (欠番)
15. 地上における表示
- 地上における表示はない
16. コントロールの設置
- 16.1 すべてのコントロールに主催者の設置するマーカー、記印装置はない。
- 16.2 (欠番)
- 16.3 (欠番)
- 16.4 コントロールは250m以内に近接して設定しない。
- 16.5 (欠番)
- 16.6 (欠番)
- 16.7 (欠番)
- 16.8 (欠番)
17. コントロール通過証明
- 17.1 コントロールの通過証明
コントロールの通過証明は、以下の2通りで行う。いずれかの通過証明ですべてのコントロールを通過したと判断できればよい。
・コントロールの写真撮影による。(正)
・GPS装置の記録による。(副) - 17.2 通過証明装置の準備
・コントロールの写真撮影のための機材は参加者の責任で準備する。
(チームに1台以上、ソロ参加者に1台以上)
・GPS装置は主催者が貸与する。 (チームに1台以上、ソロ参加者に1台以上)
スタート前に貸与し、フィニッシュで回収する。 - 17.3 通過証明写真撮影
・競技者は各コントロールで通過証明の写真を撮影する責任を有する。
・フィニッシュ後、通過証明写真を主催者に提示する責任を有する。 - 17.4 通過証明写真の提示
・主催者は、いくつかの指定したコントロールで、役員による競技者の写真検査を行うことができる。 - 17.5 GPS装置によるバックアップ
・通過証明写真が役員に提示できなくともGPS装置による行動軌跡がコントロールの通過を証明できればよい。ただし、原理的にGPS装置の動作は周囲の環境によって不安定となることが多く、確実に記録が取れる保証がないことを、参加者は認識しなくてはならない。GPS装置による行動軌跡がコントロールを通過しているのかどうかの判定は主催者に一任される。この決定に参加者は異議を唱えることができない。
あくまでもGPSの行動軌跡は、参加者の安全を確保するためのトラッキングが主目的であり、通過証明は副目的である。 - 17.6 (欠番)
- 17.7 (欠番)
18. スタート
- 18.1 競技者は、スタートラインより指定された時刻にスタートする。
- 18.2 スタート地点がオリエンテーリングの開始地点である。
- 18.3 競技者には地図をスタート会場で配布される。
- 18.4 (欠番)
- 18.5 競技は一斉スタートで行う。
- 18.6 (欠番)
- 18.7 (欠番)
- 18.8 スタート時刻に遅れた競技者は、スタートすることができない。
- 18.9 主催者側の過失によりスタート時刻に遅れた競技者には、新たなスタート時刻を与える。
19. フィニッシュおよび計時
- 19.1 競技者がフィニッシュ地点に到達し、フィニッシュコントロールとなる公式時計を写真撮影したときに当該競技者の競技は終了する。
- 19.2 (欠番)
- 19.3 (欠番)
- 19.4 フィニッシュ後、競技者はコントロール通過証明写真を主催者に提示する。
- 19.5 フィニッシュ地点には救護所を置く。
- 19.6 (欠番)
- 19.7 記録する所要時間は秒までとし、秒に満たない端数は切り捨てる。
20. 順位、成績および表彰
- 20.1 (欠番)
- 20.2 フィニッシュした順が、チームの最終順位となる。
- 20.3 着順判定員が順位判定を下す。同着はない。
- 20.4 競技時間はスタート後12時間。
- 20.5 フィニッシュで通過証明写真を提示できず、かつ、GPS記録装置でコントロールを指定通りに回ったことが立証できない競技者、競技時間内に競技を終了できなかった競技者は、すべて失格とする。
- 20.6 競技進行中、成績の速報は、順次掲示する。
- 20.7 公式成績表の公表は、大会終了後1 カ月以内に行う。
- 20.8 (欠番)
- 20.9 各クラス3位までを表彰する。
21. 服装と用具
- 21.1 公序良俗に反する服装、仮装は禁止する。
- 21.2 競技者はナンバーカードを、明瞭に読み取れるように装着する。
- 21.3 競技者は競技中に、主催者から支給される地図と、主催者から貸与されるGPS装置を携行しなければならない。
- 21.4 (欠番)
22. 公正な競技
- 22.1 大会に関与するすべての者は、公正と正直を旨に行動しなければならない。スポーツ精神と友情を忘れてはならない。競技者は、他の競技者、役員、報道関係者、観客、テレインや大会区域に居住する人たちを尊重しなければならない。
- 22.2 ドーピング行為は禁止する。主催者は、IOF が定める 『ドーピングテスト実施規則』 に基づいて、テストを実施することができる。
- 22.3 (欠番)
- 22.4 (欠番)
- 22.6 いかなる競技者も、不公正な手段により他の競技者より有利な立場に立とうとしたり、走あるいは方向決定に助力を得たりしてはならない。
- 22.7 競技者にとって危険な事態が発生した場合、主催者はいかなる時点であっても競技を中止または延期とすることができる。
23. 競技中の行動
- 23.1 競技者は、テレイン内ではできるだけ静粛に行動する。
- 23.2 怪我をした競技者を助けることは、競技者の義務である。
- 23.3 競技者は地図に示されている立入禁止区域に入ってはならない。
- 23.4 主催者は、環境保護のための指示を競技者に与えることができる。競技者はこれを厳守しなければならない。
- 23.5 (欠番)
- 23.6 途中棄権する競技者は、できる限り速やかに大会役員に申告しなくてはならない。申告することにより棄権となる。
- 23.7 競技の行われている間、競技に関係する人はそれぞれ指示された場所に留まり、他の競技者に影響を与える行為をしてはならない。
- 23.8 競技者は、自己の責任において、大会に参加するものとする。
24. 調査依頼および提訴
- 24.1 競技に関する疑義が生じたとき、競技者は競技責任者に対して調査依頼をすることができる。
- 24.2 調査依頼は文書で可能な限り速やかに行わなければならない。フォーマットはフリーフォーマットとする。調査依頼の制限時刻は17:00とする。制限時刻以降の調査依頼は、考慮すべき特別な事情がある場合にのみ認められる。
- 24.3 競技責任者は調査結果を、可能な限り速やかに調査依頼者に通知する。
- 24.4 (欠番)
- 24.5 (欠番)
- 24.6 後日公表された公式成績表に関する調査依頼は、公表後10 日以内に行うものとする。
25. (欠番)
26. 競技規則違反
- 26.1 競技規則に違反した競技者は、失格となる。
- 26.2 (欠番)
- 26.3 競技規則に対する違反はすべて、大会報告書に記録する。
27. (欠番)
28. (欠番)
29. メディア・サービス
- 29.1 主催者は、メディア取材者に対し、好意的な機会を提供することが望ましい。
- 29.2 主催者は、競技の公平さを損ねない限りにおいて、メディアの報道のための最大限の努力をすることが望ましい。
30. 附 則
平成27年1月5日作成
競技結果は以下をご確認ください。