ウルトラオリエンテーリング・上田城-善光寺2018 を終えて
プロデューサ 木村佳司
参加されたみなさま、ご参加ありがとうございました。
2015年の善光寺御開帳記念として行った「松本城-善光寺のウルトラオリエンテーリング」に始まり、2016年は松本城-上田城、そして今回の上田城-善光寺と発展してきました。これで長野県の北半分の主要都市を3日に渡ってぐるっと一周する信州三都ウルトラオリエンテーリングとなりました。三都市を巡ると160km超、およそ100マイルになります。
ここまで発展して来たのも、参加してくださる皆さんが、「面白い!もっと走りたい!」と言ってくださる気持ちが推進力になっています。
今回上田城から善光寺への街道旅に一番気持ちのよい季節を選んで、無理を言ってこの時期に開催させていただきました。しかし今年は春が早く、上田城はすでに葉桜。しかしそこは広い長野県のウルトラコース。標高差も手伝って、満開の桜やあんず、桃、水仙など花街道でした。最後はスポーツマインド高まる長野マラソン前日の善光寺へフィニッシュ。緩やかな登りの先に遠いと思えるフィニッシュも善光寺さんが待っていると思えば力を出せたのではないでしょうか。
私は皆さんを善光寺駒返り橋にフィニッシュ幕を掲げてお待ちしていました。参拝者に交じってスポーティな皆さんが参道を早歩きでやってきました。善光寺にたどり着いた達成感いっぱいの笑顔を見えてくれました。
善光寺を参拝する長野マラソン参加者のかたからたくさん声をかけられました。このイベントのお話をすると、多くのかたに興味を持っていただけました。今は都市マラソンが大きなブームですが、走る魅力は都市の間に多いと思っています。少しでもこうした都市間ランニング文化が広がり、健康つくりと地域文化発見を多くのかたに体験していただければ、よりよい社会になると思っています。
現代社会では、移動は交通機関に頼ることが多く、それぞれの地域を点で知ることはあっても、今回のように線で知る機会は減っています。今回の線の知識はその後の皆さんの生活にも潤いを与えると思います。今回よかった場所にはこれから何度も足を運んでくれると、主催者としてはとっても嬉しいです。
今回のイベントで、一番感謝差し上げるのは参加いただいた皆様です。加えて今回の大会を支えてくれた上田市、千曲市、長野市、さらにスタート地点の上田城跡公園関係者、エイドステーションとなった戸倉宿関係者、松代宿関係者、フィニッシュ地点の善光寺関係者、食材や賞品を提供くださった皆様のご協力に感謝します。
みなさま、ありがとう、おつかれさま!